2001年3月5日
農林水産大臣
谷津 義男 殿遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠 啓祐
スターリンクの飼料販売のための認可申請を認めないよう求める要請書 冠省
昨年来、アベンティス社が開発、販売されているスターリンクが、日本では未承認であるのにもかかわらず、市販の飼料や食品から相次いで検出されています。スターリンクに含まれている殺虫毒素「Cry9C 」は、アレルギーを引き起こす可能性が指摘されるなど、
きわめて危険度が高く、米国でも食品としては認められず、2000年9月には食品から検出され大問題となりました。すでに2000年10月13日には、アベンティス社はスターリンクの栽培認可の取り下げを行い、栽培もできなくなっているはずです。
2000年10月には、私たちの検査により、日本でも市販の食品から検出され(5月には飼料から検出) され、日米両国での検査に関するプロトコールが締結されるなど、国際的にも大問題となっています。このプロトコールも機能していないことが明らかになるにおよんで、私たちのスターリンクコーンに対する不安と農水省、厚生労働省の対応に対する憤りは極限に達しております。
このような状況下で、日本法人・アベンティス・クロップ・サイエンス・ジャパン社が
農水省あてに、飼料販売を目指しての認可申請をされたと聞き及び、強い怒りを禁じ得ません。食品と飼料がきちんと分別されずに輸入、流通している現状において、飼料としての貴省が仮に認可をされるようなことがあれば、食品への混入が放置される状況を助長し、国民の健康に対する危険を増大させる結果となることは目に見えています。
また、貴省は、2001年2月2日に、2000年11月9日から始められた『スターリンクのブロイラー試験』の結果を発表されました。しかし、この実験は、単にスターリンクの殺虫毒素つくるDNAやたんぱく質が肉などに移行するかどうかを見るだけの実験であり、スターリンクが家畜にどのような影響をもたらすかを評価するものではありません。また、この家畜を食べた影響を見る実験でもありません。あえて、影響のでそうなマウスやラットを用いた安全性評価の実験ではない点も問題です。このような実験で、仮に飼料としての認可を認めるようなことがあれば、農水省は、アベンティス社の在庫処理に手を貸し国民の安全に対する責任を放棄したものといわざるを得ません。申請につき、認可されないよう指導されますよう強く要請したします。以上
〔連絡先〕東京都目黒区目黒本町1─10─16日本消費者連盟内
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン 03(5794)6861