2004年5月21日

太田市長 
清水 聖義 様

ワクチントーク全国 事務局長 藤井 俊介
日本消費者連盟 代表運営委員 富山 洋子

太田市で実施予定の風しん集団予防接種についての質問状

 私たちは予防接種について考える市民、予防接種禍による被害者、医師、研究者等の広範なネットワークをもった市民団体です。
現在、「風しん」に気を付けましょう!という報道が相次いでおり、貴市でも風しん予防にお取り組みであるということを知りました。
 風しんは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を主な症状とするウイルス感染症で、3日程度で治ることから「三日ばしか」とも呼ばれる比較的軽い病気ですが、妊婦が妊娠初期に風しんに罹ると、先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれることが問題であるとされています。
今年に入って、一部地域で風しん患者が数多く発生していることから4月9日に厚生労働省結核感染症課長名で、各都道府県衛生主管部(局)長あてに、「先天性風しん症候群の発生防止について」の通知が出されました。妊娠する予定の女性や家族にワクチン接種を勧めています。風しんの全国的流行はほぼ5年ごとに繰り返されていますが、感染症情報センターの週別報告によれば、過去5年間の同時期と比較して群馬県、大分県、栃木県、福岡県、鹿児島県で患者の発生が多いとされています。
貴市では、03年11月から04年4月までに風しんに罹った小学生が401人中学生が103人いたということです。太田保健福祉事務所、太田新田医師会、保健センター学校指導課などが「風しん対策委員会」を開き、太田市の医師会の強い要請により、6月から太田市内の小中全校で風しんワクチンの集団接種をすることになったということを知りました。貴市におかれましては、太田市長名で保護者あてに接種の希望調査を行い、市の予算で行うと言うことでが、以下の点について教えていただきたいと思います。
 ご多忙中恐縮ですが、来る6月3日までにご回答いただきますようお願い申し上げます。

1.今回の集団接種を決定した理由をお聞かせ下さい。
2.今回の接種の対象者はだれですか。先天性風しん症候群の予防には 児童生徒に抗体  をつけさせるより、妊娠可能年齢の方へのワクチン接種の方が有効だと思いますがい  かがですか。
3.今回の接種は市独自の勧奨接種ですか。副作用の発生についての補償や責任の所在に  ついてはどのように考えておられますか。
4.ワクチン接種歴のある妊婦から先天性風しん症候群の赤ちゃんがでているという報道  がありますが、ワクチンの抗体の持続期間についてどのように考えておられますか。

以上