ホルマリン使用養殖魚についての決議

 2003年4月22日、長崎県知事が緊急記者会見を行い、県内トラフグ養殖業者の過半数が寄生虫駆除剤として発ガン性が指摘される劇物・ホルマリンを大量使用していたとする調査の中間結果を発表し、「実態把握が十分でなかったことを深く反省し、全国の消費者に申し訳ない」と陳謝しました。また表面化しただけでも熊本県や大分県、香川県などでもホルマリンは使用されていました。
 現在、長崎県の要請により、ホルマリンの不正使用が判明した166万匹のトラフグが出荷停止となっていますが、シイタケや天然魚からもホルムアルデヒドが検出されること 、厚生労働省が「食品衛生法上、安全」との見解を示したこと、などから出荷しようと
する動きが出ています。ホルムアルデヒド残留調査によって検出が確認されないため、ホルマリン使用のトラフグの出荷が強行される可能性があります。
 ホルマリンの主成分ホルムアルデヒドは「シックハウス症候群」や「化学物質過敏症」などの健康被害を引き起こす要因とされ、建材への使用も規制されている危険で有害な化学物質です。
 1981年から数回にわたり出された水産庁の使用禁止通達を無視し、自らも社会に対して「使用していない」と明言してきたホルマリンの使用履歴がある養殖魚の出荷を私たちは認めるわけにはいきません。
 私たちは「食の安全・監視市民委員会」の事務局として「食の安全・安心」を確立していく立場から、以下のことを決議します。

1.私たちはホルマリン使用履歴のある養殖魚の出荷を許しません。また、全国の流通業者や魚市場などに取り扱わないよう呼びかけていきます。
2.私たちはホルマリン使用履歴のある養殖魚は食べません。また、全国の会員、関係団体に食べない、買わないように呼びかけていきます。

以上

2003年6月21日

日本消費者連盟第30回定期総会

参加者一同