平成14年9月18日

日本消費者連盟
代表運営委員 富山洋子様

静岡県蒲原町長 山崎寛治

 

2002年8月27日付け2002日消連第32号によるあなたからの申入れにつきまして、火災事故の状況報告を兼ねて、下記のとおり回答致します。

(質問1) 火災事故の概要及び環境中に放出された化学物質の種類と数量をお知らせください。
(回答1) 火災事故の概要は、日本軽金属滑洛エ製造所(以下「同社」といいます。)からの報告によりますと、パラジクロロベンゼン製造プラント(5階建て)の2階にある液・液分離槽、1階にある塩酸受槽が爆発し、内容物が飛散し火災となりました。火災の原因については、管轄の庵原地区消防組合消防本部で調査中ですので、火災原因が分かり次第お伝えできると思われます。
 また、環境中に放出された化学物質については、同社の説明によると、「現時点による推定では、ベンゼンが2,5キロリットル漏えいし、すべて燃焼、35%塩酸が1,5キロリットル飛散し、放水により希釈流出、塩素が微量拡散」とのことです。この点につきましては、静岡県(以下「県」といいます。)において、環境中に放出された化学物質の種類と数量について県に報告するよう指導していますので、町としましても今後の県の発表を待っている状況です。

(質問2) 火災事故発生時、及びその後の周辺住民への情報提供や対策はどうなっていますか。
(回答2) 町では、早い段階から火災による煙の状況と風向きを監視していました。時間経過により風向きの変化を考慮して、13時15分に行政同報無線で住民等に対し、「こちらは広報蒲原です。役場からお知らせします。先ほど発生した日本軽金属の火災の煙が風向きの変化により皆様のお宅のほうへ流れるおそれがあります。特に、日の出町区、新栄町区の皆さんは、なるべく外へ出ないで、煙を吸い込まないでください。」という情報を提供しました。
 なお、当日の火災発生時の風向きは、北西からの風で、人家のない海の方向へ吹いていました。

(質問3) 火災の際に発生した有害物質の環境汚染調査を実施し、報告してください。
(回答3) この件につきましては、同社が自らの経費負担により、県と町の立会いのもと、周辺土壌と降雨時の工場排水のダイオキシン類の調査をしていますので、結果が分かり次第お伝えできるものと思われます。

(質問4) 火災発生後、工場周辺の住民や環境に変化は起こっていないかどうか調査、報告してください。
(回答4) 現時点では、火災の状況等からも有害物質の大量飛散の可能性は少なかったと思われます。しかしながら、町としましては、住民の生活に最も密着した行政体としての責任上、事故状況の結果による安全性が確認されるまでは、住民への健康被害や環境被害が発生していないかどうかの必要な監視を続けていく予定です。なお、発生時から現在まで、工場従業員や周辺住民等から健康被害や環境異変などについて町や保健センターへ情報も入っていません。

担当:住民生活課
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担当:総務課
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