日本消費者連盟
代表運営委員 富山洋子 様2002年8月27日付け2002日消連第31号による申し入れにつきまして、次のとおり回答いたします。
(質問1)火災事故の概要及び環境中に放出された化学物質の種類と数量をお知らせください。
(回答1)火災事故の概要は、パラジクロロベンゼン製造プラント(5階建)の2階にある液・液分離槽、1階にある塩酸受槽が爆発し、内容物が飛散し火災となったものであり、火災の原因については、管轄の庵原地区消防組合消防本部で調査中であります。火災原因が分かり次第お知らせいたします。
環境中に放出された化学物質については、日本軽金属(株)蒲原製造所の説明によると、「現時点による推定では、ベンゼンが約2,5kl漏洩し全て燃焼、35%塩酸が1,5kl漏洩し放水により希釈流出、塩素が微量拡散」とのことであります。県では、環境中に放出された化学物質の種類と数量について県に報告するよう指導しておりますので、詳細が分かり次第お知らせいたします。(質問2)火災事故発生時、及びその後の周辺住民への情報提供や対策はどうなっていますか。
(回答2)蒲原町役場では、13時15分に同報無線で住民等に対し以下のとおり情報提供しました。「こちらは広報蒲原です。役場からお知らせします。先ほど発生した日本軽金属の火災の煙が風向きの変化により皆様のお宅の方に流れるおそれがあります。特に日の出町区、新栄町区の皆さんは、なるべく、外に出ないで、煙を吸いこまないでください。」
(質問3)火災の際に発生した有害物質の環境汚染調査を実施し、報告してください。
(回答3)日本軽金属(株)蒲原製造所は、県と蒲原町の立ち会いのもとに周辺土壌と降雨時の工場排水のダイオキシン類調査を実施しておりますので、結果が分かり次第お知らせいたします。
(質問4)火災発生後、工場周辺の住民や環境に異変は起こっていないかどうか調査、報告してください。
(回答4)現時点では、火災の状況等(回答1参照)から有害物質の大量飛散はなかったと判断しております。
また、火災当時は北西方向からの風により煙は南東の住宅がない駿河湾方向にのみ流れており、火災発生時から現在まで、工場従業員や周辺住民等から健康被害や環境異変などについて役場や保健所へ情報も入っておりませんので、人の健康への影響等はなかったものと考えております。
したがって、現在のところ、住民への健康被害や環境の異変に関する調査を実施する予定はありません。平成14年9月17日
静岡県環境森林部長 花岡志郎
静岡県総務部防災局長 田邉義博担当 環境森林部生活環境室大気係 (TEL 054-221-2205)
防災局消防室産業保安スタッフ (TEL 054-221-2076)