2002年4月22日
厚生労働大臣 坂口 力殿
ワクチントーク全国 事務局長 藤井 俊介
日本消費者連盟 代表運営委員 富山 洋子
平成12年度厚生科学研究費補助金(新興・再興感染症研究事業)研究
「乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に関する研究」の報告書等についての再公開質問状冠省 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
早速ですが、2002年3月27日付でお送りいたしました公開質問状について、4月9日、4月11日に結核感染症課の担当官の方から、研究の主任研究者である、神谷齋氏に直接質問するようご回答がありました。本来、研究の実施主体である厚生労働大臣が責任を持って監督され、責任ある担当課よりお答えいただくべきものと考えますが、厚生労働大臣にお答えいただきたい点を改めて整理いたしましたので、再度質問をさせていただきます。ご多忙のところ恐縮ですが。来る4月30日までに、文書にてご回答いただきますようよろしくお願い申し上げます。なお、研究内容の詳細に関わる点につきましては、別紙のように神谷氏に直接質問状を送付いたしましたことをお知らせいたします。記
一、本研究の前提として、広田良夫氏が行った、1999年度「幼児等に関するインフルエンザワクチンの有効性・安全性に関する基礎的研究」の詳細を教えて下さい。
二、本研究の評価委員会での審議状況等について
本研究の評価については、昨年の報告(神谷氏の三重県内の報告書)の審査を、評価委員会で行われたとのことですが、この評価結果の公表がいつごろになるか、また公表できるかについては回答できないと担当官の方は口頭で答えられています。
厚生科学研究費補助金による本研究は、厚生労働省の監督のもと、厳正な審査と評価に基づいて行われ、今般の予防接種法改正の根拠ともなった、厚生科学研究費補助金(新興・再興感染症研究事業)研究総括研究報告書(1998〜1999)「インフルエンザワクチンの効果に関する研究」(主任研究者神谷齋氏)のように、国家の政策の転換の科学的データ(国内唯一ともいえる)という位置づけを与えられているものです。しかるに、担当課の回答が、「研究内容については主任研究者に問い合わせるように」、評価の審議については「公表できない」というのであれば、客観的になんら検証する制度をもちあわせていない極めて密室性の高い研究と言わざるを得ません。本研究を今年度も継続されるのであれば、その研究の有用性について、厚生労働大臣ならびに担当省としての見解を明らかにしてください。
三、馬場小児科(馬場宏一氏)の調査方法について
@私たちの得た情報によれば、分担研究員の一人である大阪の馬場宏一氏(以下馬場小児科)は、「インフルエンザワクチンの上手な受け方」と題する葉書を出して、接種の勧誘をしておられます。また、「(二回目の費用を軽減して)厚生省の調査に協力していただくことがあります」と書かれており、これは経済面からの恣意的誘導と考えざるをえません。他の研究者におかれても、このような方法で行われていたのかどうか調査して教えて下さい。
Aまた、馬場小児科は、他の医療機関を圧倒して被験者が多人数になっています。しかも、接種・非接種の比率が、他はおおよそ1対1になっているのに、馬場小児科だけは約2対1になっています。この様に馬場小児科だけが、接種者、非接種者の割合が異なった理由、および馬場小児科の発熱率などのデータと他の機関のデータに偏りがないかどうかについて調査のうえ教えて下さい。
B馬場小児科では、接種を進める葉書の中に「希望者に吸入法によるワクチンの投与を予定」と書いておられますが、この投与は研究内容のあるものかどうか、報告書からは不明です。また、この吸入法によるワクチン調査は馬場小児科や他の研究対象医院などで、実際に実行されたのかどうか、その結果もふくめて、調査のうえ教えて下さい。以上
(連絡先)ワクチントーク事務局
あおい保育園 (青野)
пEFAX03(3777)1946
日本消費者連盟 (古賀)
TEL:03(3711)7766
FAX03(3715)9378
e-mail nishoren@jca.apc.org