2001年7月25日
KDDI株式会社
代表取締役社長
小野寺 正 殿東京都目黒区目黒本町1−10−16
日本消費者連盟
代表運営委員 富山 洋子
マイライン契約に関する会員からの苦情についての公開質問状 冠省 時下ますますご清祥のこととお喜び申しあげます。
早速ですが、私どもの会員の方から、貴社に対する苦情が来ておりますので、ご多忙のところ恐縮ですが、来る8月5日までにご回答いただきますよう、よろしくお願い申しあげます。なお、プライバシー保護のため、会員の氏名は匿名としますが、別紙にて確定できる書類をお送りします。記 (事実経過)
私どもの会員のKさんによれば、2001年3月12日に、貴社もしくは、貴社の代理店と名乗る営業員から、架電で、Kさんの長男に対して、「マイラインに関する説明をしたい」との執拗な勧誘があったとのことでした。翌3月13日に、2名の営業員がKさん宅を訪問し、「約束したのだから・・、10分で終わるから」とKさんの妻に対して、面談を迫り、「頭痛だから、またの機会に」と、Kさんの妻が懇願するにもかかわらず、Kさんの妻が1人で在宅する居宅の門前にて勧誘を続けたとのことです。
この2名の営業員は、氏名も名乗らず、一方的に、貴社の「マイラインがいかに得であるか、・・・これほど説明しているのに・・」と、Kさんの妻に対して、説明内容が理解できないのは変だと露骨に馬鹿にした態度で威迫し、契約を急がせたとのことでした。
Kさんの妻は、3カ所契約する必要があるのなら、「同一県内の市外通話」「県外への通話」「国際通話」については契約しても良いとして丸をつけ、市内については契約したくないとの意思表示をして、市内通話については「市内については主にインターネットに使っているので、貴社とは契約しない」と明言し、申し込み書に署名したということです。営業員は、市内通話については何ら言及せず、「インターネットに使うなら、東京電話の方がお得ですよ」と言って、東京電話のパンフレットを置いていったということです。
営業員は、貴社への申込書(契約書)の控えはいっさい渡さなかったということでした。
ところが、7月に入って、Kさんの妻が貴社からの請求書を受け取るや、貴社の請求書金額は3月分318円、4月分1781円、に対して、5月分請求が18,687円となっていたため(別紙1)、驚いて、7月13日に貴社のお客様担当のOさんに「請求間違いではないか」と電話したところ、7月14日に調査部のHさんより電話があり、明細についての調査がなされ、別紙2の明細書が送られて来たと言うことです。このうち23時以降は本来ならNTTのテレホーダイが適用され、定額1800円ですむはずのものが、貴社営業員の勝手な(偽造による?)契約の追加により請求されている分です。これは貴社マイライン適用後の5月の請求についても同様の事態が生じていると思われます。
Kさんの妻が7月13日に調べたところ、別紙3のような登録内容のご案内が送られてきたことを確認したものの、市内通話については契約していないのに、勝手に貴社に登録されていることを知ったということでした。また、電話代が、3倍近くになった、原因は、NTTの「テレホーダイ1800」を契約しているのに、貴社が勝手に市内通話をKDDIにしたためだということも、そのとき始めて明らかになったということです。
一方、Kさんには、3月13日の申し込み時点で、営業員の説明が全くなかったために、NTTとの契約も従来と同じ形態で存続していたため、NTTからの請求書も送られており結果として2重払いを余儀なくされたということです。(テレホーダイの請求ももちろん存続はしていたものの、貴社の勝手な登録により、使えないのに請求がきているということです。)
以上の点を踏まえて、以下の点につきご質問いたします。
(質問)
1.3月13日に貴社もしくは代理店の営業員が、いかなる勧誘をなさったのかの調査しその結果を教えてください。また、申込書(契約書)控えを消費者に渡さずに契約することが通常の営業方法であるのかもお調べください。
2.貴社と代理店と営業員との関係はどのようになっていますか。直接の雇用関係にあるのですか。このような、営業員の勧誘方法について、貴社はどのようにお考えですか。1の調査結果を踏まえてご回答下さい。
3.Kさんは、電話が安くなるとの説明で、貴社のマイラインに登録したにもかかわらず、結果として、2重払いを余儀なくされています。貴社や同業他社の販売競争でこのような結果を生じた事について、どのようにお考えになられますか。以上