日消連第30号
2001年12月7日参議院議員
広中 和歌子 殿東京都目黒区目黒本町1−10−16
日本消費者連盟
代表運営委員 富山 洋子
日本アムウェイ社の活動へのご参加についてのご質問 冠省 益々ご清祥のことと存じます。
早速ですが、貴殿におかれましては、従前より、外資系連鎖販売取引業を行っている日本アムウェイ社(以下アムウェイ)の活動に参加されていらっしゃるようですが、2001年11月11日には、同社の第21回ナショナル・コンベンションにもスペシャルゲストとしてご参加されたとの情報を得ました。
日本アムウェイ社は1979年に営業開始後、「ネットワークビジネス」もしくは「マルチ(まがい)商法」として日本消費者連盟にも深刻な相談、苦情が絶えませんでした。1997年には、全国の消費者センターの相談をパイオネットで集計している国民生活センターがまとめた「消費生活相談に見る97年の十大項目」の10月までの集約でも、総相談件数は27万件にも達し、うちマルチ(まがい)商法に係わる相談は8322件で前年比25.8%も増加しており、国会でも質疑の対象となりました。
アムウェイ社は、莫大な協賛金を支出して、環境への取り組みをアピールしたビジネスを行う一方で、有害な合成洗剤や、高額な浄水器ををマルチ(まがい)商法で売っています。
このような中で、貴殿が環境庁長官在任中から、95年にはアムウェイ社の『極北イヌイットアート展』に関わられていたこと、現在も環境を自らの政治信条とされながら、アムウェイ社の、新規参入者を誘因するための大きなイベントに、特別ゲストとして参加されることについては、大いなる疑問を感じざるを得ません。
つきましては、元環境庁長官として、また、現参議院議員として、アムウェイ社について、また環境問題について、どのようにお考えていらっしゃるかについて、以下のようにおたずねしたいと存じます。ご多用中恐縮ですが、来る12月14日までに文書にてご回答いただきますようお願い申し上げます。なお、ご回答は公開させていただきますことを申し添えます。
記
一、貴殿は、いままで、アムウェイ社のどのような活動に関わられましたか。また、どのような経緯で関わられているのですか。
二、アムウェイ社が、国会の質疑でもその相談や被害の多さが問題になっていたことを、どのように受けとめられていますか。
三、現在も、アムウェイ社の主要な活動に関わられているのはなぜですか。
四、貴殿は、アムウェイ社を含む、ネットワークビジネスについては、どのように考えていらっしゃいますか。
五、貴殿は、合成洗剤の安全性、特に環境に対する影響については、どのように考えていらっしゃいますか。(連絡先)日本消費者連盟 03(3711)7766 古賀
※12月20日、回答督促したところ、不在であった、」政策秘書の佐野氏より電話連絡する旨回答あり。その後、連絡がなかったため、12月26日回答の督促。
佐野氏からの回答では、「本人はあえて回答しない」とのこと。当方の事実認識には、反論はなし。回答しない理由も回答しないとのこと。
■広中和歌子氏国会内電話03(3408)8403/FAX03(3502)8817※※「消費生活相談に見る97年の十大項目」集約の総相談件数27万件という数字が、日本アムウェイ一社に対する相談件数であるかのような誤解を受けるという投書により、2002年1月11日、ウェブ上の文書のみ当該部分を一部修正しました。