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内閣府食品安全委員会 委員長小泉直子様 |
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要請書 「体細胞クローン家畜由来食品に関し再度の安全性評価を求めます」 |
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2010年2月15日、私たちはクローン家畜由来食品に反対する全国からの41,215筆の消費者の署名簿を、食品安全委員会、農林水産省、厚生労働省に提出し、食品安全委員会においては事務局評価課の北條泰輔課長らと意見交換を行いましたが、担当官の回答は不十分でした。改めて以下の項目につき貴委員会の見解を質し、この問題に対する再度の評価(自ら評価)を求めます。ご多用中とは存じますが2010年3月18日までに文書でご回答いただきたいと存じます。 |
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記 |
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1)食品安全委員会は安全性評価を自らやり直すことを求めます。 2008年4月、貴委員会は体細胞家畜由来食品の安全性評価を開始し、2009年6月25日、新開発食品評価書「体細胞クローン技術を用いて産出された牛及び豚並びにそれらの後代に由来する食品」を採択し、厚生労働省に答申しました。多くの消費者はこの6月の貴委員会の答申は、体細胞クローン技術で誕生した家畜には多くの異常がみられ、まともに生まれてくることがまれであり、ほとんど失敗に帰していることをきちんと評価していないと考えます。それは、この評価書が、クローン家畜とその後代の食肉・乳製品と既存の食肉等とを比較して安全性を評価するのみであり、動物の健全性に即した技術的問題点を十分に解明しておらず、また倫理面・環境面での影響、動物福祉などの側面に目をつぶっているからです。動物の健全性の側面では世界の研究論文のリストアップとその要約を行いましたが、この技術の欠陥を指摘する研究成果を6月の評価書では軽視しました。一定の期間育った体細胞クローン牛やその後代は健全であるとのこの評価書の結論は非科学的であると言わざるをえません。 ちなみに欧州のEFSAは環境・倫理面などの要素を含め更に検討する必要があると08年7月に述べています。また、日本の農林水産省は09年6月26日、対応方針を公表し、その後8月26日には通知「体細胞クローン家畜等の取扱い」を発出し、市場化には慎重な態度を取っています。 2)貴委員会は消費者や研究機関の疑問にきちんと答えることを求めます この問題については、09年3月24日(東京)、27日(大阪)のリスクコミュニケーションや09年4月10日に集約したパブリックコメントで安全性に疑問を抱き科学的に問題点を指摘した消費者の意見に対し、6月8日に開かれた貴委員会・新開発食品専門調査会においては真摯に答えようとせず、ただ釈明の文言をとりまとめただけでした。その後08年7月31日に集約したパブリックコメントなどにおいても多くの消費者が貴委員会の安全性評価や厚生労働省の安全性を容認する態度に疑問を感じています。さらには09年6月に、(独)家畜改良センターの「家畜改良における牛体細胞クローン技術の活用に関する検討会」が公表した報告書「家畜改良における牛体細胞クローン技術の活用のあり方について」ではこの技術の非を認め、優良個体を複製することを断念しています。こうした疑問や新たな知見にきちんと答えるべきです。 3)貴委員会が行った安全性評価(08年6月25日)により、市場化が始まることから今後の責任を求めます。 今後こうした食品を摂取したことによる消費者被害の発生が懸念されます。貴省が体細胞クローン家畜由来食品を既存の食肉や乳製品と同等であるとした安全性評価はリスク管理機関による市場化を認めることにつながったため、将来的に日本や米国のクローン家畜由来食品で消費者被害が発生した際にはその責任の一旦を認め、損害賠償責任や刑事責任を取るべきです。 |
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| 以上 |