2009日消連第51号
09FSCW第17号
2010年3月4日

環境大臣 小沢鋭仁様


NPO日本消費者連盟 代表運営委員 富山洋子
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐
食の安全・監視市民委員会 代表 神山美智子

要請書

「ただちに体細胞クローン家畜由来食品につき農林水産省などとともに十分な評価を行うことを求めます。」


2010年2月15日、私たちはクローン家畜由来食品に反対する全国からの41,215筆の消費者の署名簿を、食品安全委員会、農林水産省、厚生労働省に提出し、担当官と意見交換を行いましたが担当官の回答は不十分でした。以下の理由から私たちは貴省に対して体細胞クローン家畜の健全性、研究開発の環境・倫理・動物福祉面に係る評価を行うことを要請し、食の安全のための施策を求めます。ご多用中とは存じますが2010年3月18日までに文書でご回答いただきたいと存じます。





 2009年6月25日の食品安全委員会の厚生労働省への答申、新開発食品評価書「体細胞クローン技術を用いて産出された牛及び豚並びにそれらの後代に由来する食品」は、ほとんど失敗に帰しているこのクローン技術をきちんと評価していません。
 この答申に対しては多くの消費者が反対の声を上げたばかりでなく、畜産農家もこの技術に疑問を持っています。農水省も(独)家畜改良センターの2009年6月の報告書などを得て、この技術の未熟さを十分に認識していたはずです。
 また米国産体細胞クローン家畜由来食品の日本国内での流通が懸念されてもいます。体細胞クローン家畜由来食品の国内流通を一旦禁止するとともに、環境・倫理・動物福祉などの要素も含め、体細胞クローン技術そのものについても総合的に評価することが必要です。この問題は環境省としても取り組むべきものです。

以上