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全国消費者団体連絡会 事務局長 阿南久 様 |
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質問書 「エコナ問題での全国消費者団体連絡会(消団連)事務局の対応を質します」 |
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2009年10月23日、消団連が主催する[ホントのことを知りたい!!学習シリーズ「トクホ」と「エコナ」学習会 その1]がプラザエフにおいて開かれました。 すでに9月16日には花王(株)がエコナ関連商品の製造・販売一時停止を発表し、消費者の不安が高まる中、9月25日には、消団連、主婦連、日本消費者連盟、食の安全・監視市民委員会、市民バイオテクノロジー情報室の5団体がプラザエフにおいて、この問題で集会を持ちました。そこでは花王や消費者庁、厚生労働省の対応に多くの疑問が出されこうした企業や機関への注文が相次ぎました。それに比べて10月23日の学習会は花王を擁護するかのような基調で会が持たれ、参加した消費者は主催者に以下のような疑問を感じざるを得ませんでした。こうした声に対してこの学習会を主催した消団連事務局には11月12日の消団連運営委員会において納得のいく説明を求めたいと思います。 |
記 |
| 1)エコナ製品については主成分ジアシルグリセロール(DAG)に発ガンプロモーターの疑いがあり、目下、食品安全委員会(食安委)で審議が続いています。また、新たに、発ガン性のあるグリシドールについても、体内で変化するおそれのあるグリシドール脂肪酸エステルの審議が食安委で行われ、消費者庁もトクホの認可取り消しを検討していました。この状況において、花王には、グリシドール脂肪酸エステルの低減ができれば、エコナ製品のトクホ再申請をしたいなどと30分も述べさせ、9月25日に集会を開いた団体に意見を述べる機会を与えなかったことは、集会企画としても、参加者への情報提供としても公平ではありませんでした。 2)阿南事務局長が最初の挨拶において、当日の学習会では、この会は意見を述べる場ではないと述べ、参加者には発言する機会を一切与えず、質問用紙への記入にとどめたにもかかわらず、(社)日本消費生活アドバイザーコンサルタント協会(NACS)には、当日の学習会資料にも載せた10月15日付意見書を10分間説明させました。これは他の消費者・市民団体を公平に扱う企画ではありませんでした。 3)この学習会の主催は消団連であるにもかかわらず、企画のあり方について加盟団体に事前の相談をすることなく、事務局が一方的に企画し、各団体には集会参加を呼びかけるだけでした。消団連は加盟団体にとって公平な運営を心がける責任があると思いますがいかがでしょうか? 4)特定保健用食品をめぐっては、医薬品ではないにもかかわらず、開発メーカーの一方的な広告宣伝戦略で、消費者は過大な期待をもたされ、経済的にも多くの対価を支払ってきました。トクホの認可制度は、いい加減な健康食品を選別し、消費者被害を防ぐ効果はあるものの、製造販売業者の販売促進に利用されてきたことも事実です。消団連の学習会の企画としてはこうした企業情報の問題点をより鮮明に取り上げることも必要だったのではないかと思います。 5)NACSの10月15日意見書と当日の蒲生氏の説明においては、リスクとベネフィットのバランスが重視され、「販売停止や回収すべきとの主張」を抑制する主張が強調されています。食品メーカーは、安全性上グレーゾーンにある製品を販売中止にし、消費者被害を未然に防ぐことは当然の社会的責任であり、消費者運動はこれまでも企業に対して消費者の安全を確保するように求めてきたのは当然の活動だと、私たちは思います。科学的に未解明の問題に関しては、安全性については企業に挙証責任があり、規制当局は予防原則に基づいて管理することも当然の対応です。「食品にはリスクがある」ことをことさら強調し、リスクを消費者に転嫁させようとする、皮相な科学論の「リスク論」で消費者運動をけん制することには納得できません。消団連としても加盟団体間でこの問題は引き続き議論する必要がありますがいかがでしょうか? |
以上 |