平成20年6月23日

特定非営利活動法人 日本消費者連盟
代表運営委員 富山 洋子 様

築地市場関係団体

貴連盟の公開質問状に対するご回答

 時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 6月12日付で貴連盟より築地市場関係各団体あてに頂きました豊洲新市場建設計画に係わる3項目の公開質問につきまして、次の通り回答いたします。
 豊洲新市場建設計画に対する築地市場関係団体の取組み姿勢につきまして、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。

質問1について
 築地市場関係団体が5月27日付で石原都知事宛に提出した要望書には、

1、都民の公共の利益に資する中央卸売市場は、生鮮食料品を取り扱う市場として、食の安全・安心の確保が最優先の課題であること
2、土壌汚染問題に関しては(中略)最善・最強の改善方策を講ずること

と明記してあります。
 この2点は、私ども市場関係者にとりまして、極めて重要な要件であることをご認識いただきたいと思います。
 従いまして、私どもといたしましては、広範に都民の理解が得られるよう、市場開設者である東京都が十全な改善措置を講ずるよう強く要請したところであります。

質問2について
 築地市場が豊洲地区へ移転することによって、消費者にどのような利益があるのかとのお尋ねですが、現段階においてこれを定量的に明示することは困難であると考えております。
 しかしながら、移転・新設する場合

1、これまで以上に食の安全・安心に配慮した施設・設備の建設・導入が図られること
2、情報・物流機能の強化等が図られ、効率的な生鮮食料品流通システムの実現が可能となること
3、新たな高付加価値機能の装備(豊洲新市場でいえば『千客万来施設』や災害時における『食料供給基地機能』)が図られること
4、現市場の賑わいを引き継ぎ、より拡大することも可能であること
などにより、生鮮食料品の安定的供給という中央卸売市場が持つ公共的、社会的要請に応えることが十分可能であると考えております。

質問3について
 築地市場の現在地再整備は平成3年に着手したものの、仮移転地はもとより、タネ地も確保できない中で、老朽化が著しい築地市場を、営業を継続しながらの工事の切り廻しをどう行うかが最大の隘路となりました。結果として築地市場業界団体の大部分が、適地を求め、同市場を全面移転させて抜本的整備を行うことが現実的な選択であるとの結論に達し、今日的状況に至っているものであります。

以上

東京都水産物卸売業者協会 会長  伊藤 裕康 印
東京魚市場買参協同組合 理事長 二村 貞雄 印
東京魚商業協同組合 理事長 大武 勇 印
築地市場青果連合事業協会 会長 大澤 誠司 印
築地市場関連事業者等協議会 会長代行 松本 慶之助 印