2008日消連第17号
2008年6月12日

東京都水産物卸売業者協会
会長 伊藤裕康 様

特定非営利活動法人 日本消費者連盟
代表運営委員 冨山 洋子
東京都新宿区西早稲田1−9−19
アーバンヒルズ早稲田207号室
Tel 03-5155-4765 Fax 03-5155-4767


2008年5月27日貴協会提出の
都知事宛要望書に関する公開質問状

時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 私どもは1969年の創立以来、食の安全・安心と、風土に根ざした食の確立を目指して取り組んで参りました消費者団体です。とりわけ、築地市場(東京都中央卸売市場)の移転問題に関しては、私たち自身の食べものに直接関わりのあることとして、大いに注目しているところです。

 特に、移転予定地である豊洲地区の土壌・地下水については、環境基準値の最大4万3000倍にものぼるベンゼンが検出されるなど、史上希に見る規模の汚染が明らかになりました。どのような対策がとられようとも食品汚染のリスクがゼロにならないことは科学の常識ですし、豊洲新市場予定地においても同様であることは、「土壌汚染対策等に関する専門家会議」でも明らかにされています。こうしたことから、より一層、移転への危惧を大きくしているところです。

 こうした折り、貴協会におかれましては、2008年5月27日に豊洲新市場予定地の整備を強力に推進するよう求める旨の要望書(以下、要望書)を石原慎太郎都知事宛てに提出されております。
 この要望書について、貴協会加盟各社の取り扱う商品を、最終的に実際に口にする消費者として、下記のように質問いたしますので、よろしくお答えいただきますよう、お願い申し上げます。
 なお、ご回答は2008年6月23日(月)までにお願いいたします。もし、上記期限を超える場合は、あらかじめご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。



1.「中央卸売市場は(中略)食の安全・安心の確保が最優先課題」(要望書)とする貴協会から見て、食の安全・安心の観点にのみ立脚し、その他の条件をすべて度外視した場合、現在の築地と現状の豊洲新市場予定地のどちらが中央卸売市場の立地に適しているとお考えですか。理由を具体的に示しながらお答え下さい。
2.どのように低くても、わざわざ新たなリスクを負う理由は消費者側にはないと考えますが、そのリスクを引き受けてもなお、それを上回るほどの消費者利益が、豊洲新市場予定地への移転にはあるのでしょうか。豊洲新市場予定地への移転によって、私たち消費者にどのような利益があるのか、具体的にお答え下さい。
3.貴協会は要望書で「築地での再整備は不可能」とされていますが、その根拠を具体的にお示し下さい。

以上

【この件についての問い合わせ】
日本消費者連盟(担当 吉村) Tel 03-5155-4765 まで