2006日消連第31号
2006年9月15日

日本化粧品工業連合会会長
小林保清 様
特定非営利活動法人 日本消費者連盟
代表運営委員 富山洋子
東京都新宿区早稲田町75 日研ビル2階
Tel 03-5155-4765 Fax 03-5155-4767

ナノテクの安全性についての公開質問状


 冠省
 私たち特定非営利活動法人日本消費者連盟は、「すこやかないのちを未来へつないでいく」ことをもっとも大切な理念として活動している消費者団体です。
 化粧品業界では現在、ナノ粒子を使用した様々な化粧品が開発・販売され、数多くのナノテク化粧品が出回っています。しかし、ナノ粒子を吸入させる動物実験では体内の器官にそれが取り込まれ悪影響を与えた可能性があるという海外からの研究報告が発表されており、当連盟ではナノ粒子の安全性に大きな疑問を持っております。消費者の多くはナノテク自体まだ安全性が確立されていないということさえ知らないままナノテク化粧品を使っているのが現状であり、消費者の権利を守る当連盟としてはこのような状況を放置しておくことはできません。
 そこで、化粧品の製造業者によって組織されている貴団体に、ナノテク化粧品に関わる以下の質問をさせていただく次第です。
 お忙しいとは存じますが、来る9月29日までにご回答をお願いします。

草々



1.化粧品は日常的に直接肌に使用するものであるため、長期間にわたって連用しても何ら問題ないことが求められるが、ナノテク化粧品の安全性評価を貴団体はどのように行っているか。

2.2006年5月、米国の食品医薬品局に対し国際的環境団体がナノ粒子を用いた日焼け止めを市場から引き上げることを要求したが、この動きを貴団体としてはどう捉えているか。

3.現在、ナノの効用を謳った化粧品もあれば、使用していてもその旨を明示していない化粧品もある。法律上では表示義務はないが、これは消費者の知る権利を阻んでいるといえる。貴団体として会員にナノ成分やナノ加工法の表示を推進する予定はないか。あるとすればいつから行う予定か。推進しないとすれば、それはなぜか。

以上