2006日消連第27号
2006年9月8日
食品安全委員会委員長 寺田雅昭 様
厚生労働大臣     川崎二郎 様
特定非営利活動法人日本消費者連盟
代表運営委員 富山洋子

複数添加物の相乗作用についての申し入れ

 厚生労働省は、先の7月28日、市場に流通する清涼飲料水の市販品で、安息香酸とアスコルビン酸が添加されている31品目について、ベンゼンの含有量の分析検査をしたところ、DHCの製品から73.6ppbのベンゼンが検出されたと発表しました。同様に、8月7日、いわゆるドリンク剤21製品の調査では、小林薬学の製品から15.4ppbのベンゼンが検出されています。さらに、厚労省の要請による自主調査によりキッコーマンの製品からも17ppbを検出のため、自主回収をおこないました。

 消費者は、添加物の相乗作用についての調査報告がなく、相乗作用がある場合の健康影響に不安を持ち続けてきました。今回の調査、分析検査によって現実の問題として示された、安息香酸とアスコルビン酸の同時添加によるベンゼンの生成は、より現実的に消費者に不安を与えています。
 消費者の不安を取り除き健康被害を予防するために、当連盟は下記のような申し入れをいたします。

1.今回明らかとなった添加物、安息香酸とアスコルビン酸の両剤同時使用を、食品のみならず化粧品その他の製品においても速やかに禁止する措置をとること。

2.その他の添加物についても、相乗作用の可能性についての調査・研究を開始すること。
それに基づき健康影響調査の対象とすること。

3.現に流通している清涼飲料水の自主検査を徹底して報告をまとめ、情報を公開すること。

4.食品のみならず、これら二つの添加物を使用している全製品の、実態調査を行い、結果を公表すること