2008年3月10日

株式会社イトーヨーカ堂
代表取締役社長 亀井 淳様

日本消費者連盟会員 丹沢以理


要  望  書


前略 平成20年3月5日イトーヨーカ堂アリオ川口店において「春どり広島県産カキフライ」5個1パックの商品の一部が本来価格の250円ではなく、300円で販売されてしまいました。実は、販売された場所は平成19年6月に商品ラベルの貼り間違いがあり、アレルギー物質と値段の誤った表示を消費者に示してしまった同店の大失態があった正にその場所です。今回はなぜか直ぐには怒りがこみあげてきませんでした。こみあげてきたのは涙でした。

涙の理由をお教えしましょう。10月に日本消費者連盟において「今後しっかり管理していく」との約束を交わしておきながら、こんなにも簡単に反故にされてしまったこと。そして日本消費者連盟の方々の提言から有益なものを得ておきながら、あっさり御社が日本消費者連盟の皆さんを裏切ってしまったことです。私自身、日本消費者連盟の方々のすばらしい言動を見聞きしているだけに辛かったのです。
今では、悔し涙も怒りに変わっています。ここでアリオ川口店が平成19年8月以降犯した法令違反のうち、私が発見したもので、まだ社長にお伝えしていなかったものをお知らせしましょう。
11月18~22日 要冷蔵飲料が常温で販売されていたため保健所に通報しました。日本消費者連盟発行の「消費者リポート第1391号」をお読みください。

11月27日  商品を割り引く際、正規価格用バーコードを隠すためのシールがバーコードだけでなく、表示文字にまで無造作に貼られ、肝心の食品衛生法、JAS法で定められた表示を隠してしまっていることに気付きました。開店以来、2年間このような違反行為が行われていたのではないのでしょうか。

なぜこれらの重大事件が次々に発生するのでしょうか。私が思うには、以前3通の手紙を社長にお出ししましたが、直接私が社長にお伝えてしているにも係わらず自ら真剣に取り組まなかった社長の姿勢にあると思います。わざわざ社長にまでお手紙を差し上げるには、それなりのわけがあるのです。この店をほうっておくと大変なことを引き起こしますよとの忠告なのです。私の予感は不幸にも的中してしまいました。要冷蔵飲料の常温販売の際に私が気付かなければ誰かが犠牲となるか、健康被害にあってしまったことでしょう。今現在あなたは法令を順守しない会社の社長に留まっていられますが、被害者が出ていた場合のことを想像してみてください。

ここからが社長への要望となります。要冷蔵飲料の常温販売事件では健康被害者を出さずに済みました。それは私が行動したからだと思っています。私の性格上、人的被害を食い止める行為は当然のこととして行います。結果的に御社を助けることとなりました。人的被害にかかわる事柄に責任をもって対処しなければならないのは会社の代表者です。そして会社を救った人に対しては代表者自らが会い、説明等様々な話をしなくてはならないはずです。このような場合、社会通念上私には社長とお会いし、話をする権利を有すると考えます。そこで私はこの権利を行使いたします。私を含め日本消費者連盟の方々とお会いください。

お会いした際には、先ず日本消費者連盟の方々に御社と交わした約束を反故にしたことを謝罪ください。私も社長には今までの私の行動、すなわち極あたりまえの行動をどのように捉えていらっしゃるのかお尋ねしたいと思っております。次に消費者問題のベテランの方々の意見を真摯に聞き入れてください。日本消費者連盟の方々からは前向きな意見が出てくるはずです。このままアリオ川口店を放置してしまえば、必ず取り返しのつかない事態が引き起こされることでしょう。それは防がねばなりません。

 今回は「お客様相談室」など使わず、ご自身で陣頭指揮する姿を見せてください。「お客様相談室」とやり取りしたところで、すぐに裏切られてしまうことはもはや明らかなのですから。また、人の命にかかわる話をしなければなりません。会社の意思決定に携わる社長と話し合わなければならないと思いますし、またそうでなくてはならない重たい事柄と捉えています。社長以外の社員の方と話しても無意味です。
以上よろしくご検討ください。
早々