2000年10月6日
日本消費者連盟
代表運営委員
富山 洋子様森永製菓株式会社
代表取締役社長 森永剛太
弊社「スーパープロテイン85」に関するお問い合せの件 拝啓 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、お問い合せのありました件につきまして、下記の通り回答させていただきます。
また補足として「スーパープロテイン85」の経緯及び表示について簡単に述べさせて頂きます。
何卒、主旨ご理解の上、当社製品の一層のご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。
敬具記 1.原材料及び食品添加物は以下の通りです。
・大豆分離たんぱく
・グルタミンペプチド(小麦たんぱく酵素分解物)
・香料
・乳化剤(レシチン・グリセリン脂肪酸エステル)
・メチオニン
・クエン酸鉄アンモニウム
・ビタミンC、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンA、葉酸、ビタミンD2.上記原材料及び食品添加物のうち、遺伝子組み換え作物が含まれている可能性のあるものは大豆由来の大豆分離たんぱく、及び乳化剤(レシチン)の2種類です。
大豆の産地は米国アイオア州及びオハイオ州を含む中西部で、産地で集荷、輸送されミシシッピ川を下りニューオーリーンズを通過して日本の各原料メーカー工場に搬入されています。
・原料メーカーにおける大豆分離たんぱくの製造工程は以下の通りです。
大豆→脱脂→水抽出→豆乳→酸沈→カード→中和→殺菌→乾燥→大豆分離たんぱく
※現在は非遺伝子組み換え分別大豆(IPハンドリング大豆)を使用しており、農家から原料メーカーまで、全ての過程にわたって分別管理がされております。
なお、当該メーカーでは非遺伝子組換え分別大豆(IPハンドリング大豆)のみ扱っています。・原料メーカーにおけるレシチンの製造工程は以下の通りです。
大豆油→濾過→脱ガム→精製処理→レシチン
※レシチンは大豆油から更に精製されるもので、遺伝子組換え由来の蛋白質は精製過程で分解除去されています。3.遺伝子組み換え作物の安全性について、厚生省は29品種の作物についての安全性を確認し認可しております。更に本年5月には安全性審査の手続き及び製造基準が制定されました。弊社といたしましては、現在流通している品種の安全性については行政の判断に従っています。
一方、消費者の皆様に遺伝子組み換え原料の安全性について、御不安をいだかれている方がかなり存在することも事実です。従って消費者の皆様に不安がある以上、弊社といたしましては、遺伝子組み換え作物混入の可能性のある原料は使わない方向で進めています。具体的には、遺伝子組み換え品種を栽培していない産地の作物への置換か、遺伝子組み換え品種が存在しない作物への分別品(IPハンドリング品)への置き換えを実施し、現状で可能な変更及び置き換えは本年6月までに完了致しました。補足
今回報道にありました弊社製品「ウィダースーパープロテイン85」は本年2月9日に製造し、不分別の大豆から精製した大豆分離たんぱくを使用した製品です。現時点では、切り替えの過程で若干の在庫が市場に残っていると考えております。
昨年、代替え原料を検討しましたが適切な原料がなく、非遺伝子組み換え分別大豆を指定しました。原料メーカーの手配上並びにIPハンドリングシステムの確立のために時間を要し、本年5月下旬から非遺伝子組み換え分別大豆(IPハンドリング大豆)の原料に切り替えました。弊社の自主的な検証では混入率0.1%以下と確認しております。なお、表示に関するJASの基準ではIPハンドリング原料は任意表示となっておりますが、非遺伝子組み換え分別品である旨、今後表示すべく検討してまいります。
以上