2009年秋冬講座

いのちをつなぐ「食」と「農」


 
 私たちの「食」を生み出す農林漁業は、本来自然に響き合う形で培われてきました。しかし今、これらの生業は本来の姿を失いつつあります。
 たとえば、現在ほとんどの野菜の種は、F1と呼ばれる1代限りの雑種で、種をとっても親と同じ野菜はできず、買った種の1代目だけが揃いのよい野菜になります。種にこのような人為が加えられるようになった理由の第一は、農作物も工業製品のように均質でなければいけないという市場の要求であるとされています。遺伝子組み換え食品やクローン動物等の商品化が進められている中で、すでにいのちの源である種が歪められています。農業に関心を持つ若者が増えてきているのはうれしいのですが、本来の農業のあり方がきちんと把握されているのかどうかとの懸念がぬぐえません。
 この講座では、未来に向けて、自然と響き合う風土に根ざした「食」と「農」の可能性を若い方々にきちんと伝え、本来のあり方をどのように取り戻していくのか、意見交換をしていきたいと思います。

  日にち 講師 内容
第1回 2009年
10月21日(水)
18時30分
〜20時30分
野口 勲さん
(野口種苗研究所代表)
いのちの種を未来に
自家採種すれば親と同じタネが採れる昔ながらの野菜のタネを販売している野口さんが、一粒のタネが持っている無限大の生命力を語ります。
第2回 11月21日(土)

12時10分集合
明石誠一さん
(nico=Natural and Independent Cultivation)
無肥料自然栽培から自立と和を紡ぐ〜畑の見学・説明・作業
集合  
東武東上線鶴瀬駅西口
      4番バス停前
タネ、作物、関わる人すべての人々の自立を目指し、誰もがニッコリできる「農」を紹介。※昼食は各自でご用意下さい。
第3回 12月9日(水)
18時30分
〜20時30分
魚住道郎さん
(日本有機農業研究会副理事長)
風土に根ざした「食」と「農」を取り戻そう〜腐植がつなぐ流域プロジェクト
茨城県八郷で有機農業で農作物を育んでいる魚住さんとその仲間たちの流域をつなぐ新たな取り組みが報告されます。
第4回 2010年
1月30日(土)
18時30分
〜20時30分
塩見直紀さん
(半農半X研究所代表)
半農半Xという生き方
会場 
東京ふるさと回帰支援センター
京都府綾部市にUターンした塩見さんが、「農」を足がかりとして地域に根ざした自らの生き方の実践を踏まえて、爽やかないのちのあり方を問いかけます。

とき

◆第1・3回◆
18時開場
18時30分〜20時30分
※第2回のみ12時10分集合

ところ

◆第1・3回◆
総評会館5階501号室
(東京メトロ新御茶ノ水駅B3出口すぐ)
◆第2回◆
東武東上線鶴瀬駅西口
4番バス停前集合
◆第4回◆
東京ふるさと回帰支援センター
(東京メトロ東銀座駅5番出口すぐ)

参加費

全4回  3500円
第1・3回 800円
第2回 1500円
第4回 1000円

申込

日本消費者連盟まで
電話・FAX・メールにて、お名前・ご住所・参加日をお知らせ下さい。

主催

フォーラム平和・人権・環境
日本消費者連盟